浴室乾燥機は洗濯物を乾かす場所として活躍するほか、カビ予防や浴室内の温度調節も可能です。
大変便利な設備であるため、賃貸物件を探されている方のなかには、浴室乾燥機が付いていることを条件に物件をお探し中の方もいらっしゃるでしょう。
今回は、浴室乾燥機の種類やその特徴、かかる費用をご紹介します。
賃貸物件に必要な浴室乾燥機!電気式の特徴は?
浴室乾燥機には電気式とガス式の2種類があり、電気で稼働する電気式は、電気ヒーター式とヒートポンプ式に分けられます。
まず、本体の内部システムを使って自ら熱をつくり出すものが「ヒーター式」です。
一方「ポンプ式」は、コンプレッサーに外部の空気を取り込んで熱をつくり出します。
一般的には、ポンプ式のほうが電気代を抑えやすいといわれています。
また、電気式はガス式に比べ設置に場所を取らず、工事も比較的簡単であるため、ほとんどの浴室に設置できるのが特徴です。
賃貸物件に必要な浴室乾燥機!ガス式の特徴は?
電気を熱源とする電気式に対し、ガス式はガスで熱いお湯を沸かし、その熱を利用して稼働します。
強力なパワーにより、電気式の半分程の時間で乾燥できるのが特徴です。
ただし、お湯を沸かすための熱源機を屋外に設置しなくてはならないため、設置場所の確保が必要になります。
また、入浴中に気化熱によって寒さを感じる場合もあるでしょう。
賃貸物件に必要な浴室乾燥機!その費用は?
浴室乾燥機について多くの方が気になることといえば、その費用でしょう。
まず家賃は、浴室乾燥機はオプション機能であるため、設置されていない物件と比較し、種類問わず1万円~3万円程高い傾向にあります。
また、1時間あたりの光熱費はガス式50円~60円前後、電気式30円前後です。
一見ガス式のほうが高いように感じますが、上記でも触れたようにガス式は電気式より短時間で機能を果たせます。
契約しているガス会社や電気会社、契約プランによっても変わってきますが、1回あたりでみればガス式のほうが安い場合が多いでしょう。
ちなみに、賃貸に住む場合には直接関係する費用ではありませんが、電気式の設置費用が約9万円~11万円なのに対し、ガス式の設置には専用熱源機の設置を含め約30万円以上の費用が必要です。