今回は「一般的な賃貸物件に住むべきか、それともシェアハウスに住むべきか」を迷っている人のために、まずシェアハウスとはどういうものか、賃貸物件とは何が違うのかを解説したうえで、賃貸物件と比較した場合のシェアハウスの家賃やメリット・デメリットなどについてもお話しします。
そもそもシェアハウスとは?一般的な賃貸物件とも比較してみよう
ではまず、シェアハウスとは何か、今回の比較対象である賃貸物件とは何が違うのか、それについて解説しましょう。
シェアハウスとはその名のとおり、ひとつの建物を複数人でシェアして暮らすタイプの賃貸住宅のことです。
一般的な賃貸住宅との最大の違いは「リビングおよび、キッチンやバス・トイレなどの水回りは住人共同で使用する」ということです。
各住人には個室などのプライベート空間もありますが、そのプライベート空間にはバスやトイレなどはない、というわけですね。
賃貸物件と比較した場合のシェアハウスの家賃はどう?
シェアハウスの家賃は、同じような立地の賃貸物件と比較した場合、安めの家賃で住むケースが多いです。
その理由としてはまず「各個室にバス・トイレ・キッチン設備を置かず共同使用という形にしている分コストダウンが図れる」というのがあげられます。
また「各個室にバス・トイレ・キッチンを設置するためのスペースも必要としないため、限られたスペースを効率的に活用できる」というのも、家賃を抑えられる理由のひとつとなっていますよ。
ただし「シェアハウスの共用部の掃除を住人が持ち回りでやるのではなくシェアハウスの事業者がやる」という場合は、その掃除のコストがかかる分、「家賃の安さ」という恩恵がそれほど大きく感じられなくなることもあります。
賃貸物件と比較した場合のシェアハウスのメリットとデメリット
一般的な賃貸物件と比較した場合のシェアハウスのおもなメリット・デメリットとしては以下のようなものがあげられます。
メリット
●光熱費が安上がり
●引越し時の家具などの初期費用が安く済む
●キッチンなどの設備が豪華
●共用部のリビングなど、広い空間を使うことができる
●共用部の掃除は持ち回りまたは事業者に依頼できるので自分で全部掃除しなければいけない賃貸物件より楽
●シェアハウス住人同士でコミュニケーションがとれる
デメリット
●シェアハウス住人同士の生活リズムが合わないとストレスがたまる
●共用部の使用時にはどうしても気を使う
●生活習慣の違いやマナーの個人差などで人間関係のトラブルが発生するリスクがある