安全で地球環境にやさしいイメージのオール電化。
賃貸物件でも、オール電化のお部屋で暮らしたいという方がいるのではないでしょうか?
本記事では、賃貸物件の設備としてオール電化にはどのようなメリット・デメリットがあるのかを解説します。
賃貸物件の設備がオール電化である場合のメリットとは?
ガス代は一切不要になる
オール電化の賃貸物件では、ガス機器を使わないためガス代が一切かかりません。
もちろん、基本料金の支払いも不要です。
光熱費の1種類が完全に浮くと思うと、お得に感じられるでしょう。
ガスが不要ということは契約も必要ありませんから、電気と違って立ち会いが必要になるガスの契約の手間も省けます。
入居後、すぐに生活を始められることにもつながります。
災害時の復旧がガスより早い
停電が心配なオール電化ですが、実は過去の大型地震ではガスより電気のほうが早く復旧している実績があります。
地域にもよるとはいえ、電気よりガスのほうが10日も復旧が遅れていたという事実は無視できません。
ライフラインが素早く復旧されやすいという点でも、オール電化は安心かもしれません。
安全性の高さ
ガスを引いていると、住戸内でガス漏れによる事故が起こるリスクがあります。
一酸化炭素中毒が発生する恐れもあり、ガスレンジで火の消し忘れや燃え移りも起こってしまうかもしれません。
こうした危険性がないのも、オール電化のメリットです。
お手入れが簡単
キッチンがIHヒーターの場合、ガスコンロより掃除が楽です。
油や食材が周囲に飛び散っても、フラットなIHクッキングヒーターならサッと汚れを拭き取るだけできれいになります。
掃除が苦手という方には、IHクッキングヒーターを一度使ったら止められなくなるでしょう。
賃貸物件の設備がオール電化である場合のデメリットと注意点とは?
日中の電気代が割高になる
オール電化向けの電気プランには、夜間料金がお得になるタイプがあります。
ただし、夜間割引がある分、日中の電気料金が割高になる点はネック。
電気を節約したいと思ったら、上手な使い方を考える必要があります。
停電時は使えなくなる
停電になってしまうと、電化製品が使えません。
暖房も冷房も調理も入浴もできなくなり、生活に不自由してしまうでしょう。
万が一の事態に備えて、電気以外で急場をしのげる器具を用意しておく必要があります。