賃貸マンションをお探しの方、もしくは住んだことのある方であれば、表札の必要性について考えた経験はありませんか?
近頃は個人情報保護などの理由から、表札は必要ないと考える方も増えているようです。
そこで今回は、賃貸マンションで表札を出すとどんなメリット・デメリットがあるのか、改めて解説していきます。
関係性の構築には必要?賃貸マンションで表札を出すメリットとは
賃貸マンションで表札が必要な場所といえば、ほとんどの場合はマンションのエントランス付近に設置されている集合ポストと、自宅の前との2個所になります。
しかし、賃貸マンションにおいて、表札を出さなければいけないという義務はありません。
それならば、戸建てならまだしもマンションで表札を出すメリットとは何があるのでしょうか。
まず考えられるのは、郵便や宅配物などの誤配リスクが抑えられることです。
部屋番号だけでも問題はありませんが、やっぱり「1101号室」「1011号室」などの数字だけではややこしいこともあり、名前があるとより確実ですよね。
誤配によって、郵便物の内容から個人情報などが漏れてしまう場合もあります。
また、同じマンションの住人たちと関係性を築きたいという方であれば、表札を出しておいて自分の存在を認知してもらうことも大切です。
マンション内で自然なコミュニティができていれば、地震や火災などの非常時にも助け合うことができるので安心ですよね。
賃貸マンションで表札を出すと不必要な個人情報漏えいのデメリットも?
一方、賃貸マンションで表札を出すデメリットとしては、個人情報の流出といった防犯面で心配があること。
名前だけとはいえ、表札も立派な個人情報といえます。
インターネットやSNSなどが一般的になった現代において、名前から思わぬ個人情報へとたどり着かれてしまうリスクもあるのです。
また、ストーカーの付きまといや、不審者に尾行されていた場合など、エントランスのポストを利用しているところを見られただけで、名前や部屋番号が特定されてしまう可能性があります。
さらには、表札を出すだけで訪問販売のターゲットにされることも。
表札を出すとしても名字だけにしたり、家族などの複数人で住んでいる場合も代表者の名前だけにするなど、不必要に情報を読み取られないよう対策しておきましょう。