賃貸物件を借りる際には、一般的に家賃の5カ月分の初期費用がかかります。
初期費用の内訳のなかに、敷金や礼金が含まれていますが、それぞれ家賃の1カ月分ですから、初期費用を抑えたい場合は、できればこの費用がない物件を選びたいですよね。
そこで今回は、敷金・礼金なしの賃貸物件を借りるメリット・デメリットや注意点もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
敷金・礼金なしの賃貸物件のメリット・デメリットとは?
賃貸物件を借りる際にかかる初期費用を抑えたい方にとって、敷金・礼金なしの物件は魅力ですよね。
しかし一般的な賃貸物件には敷金・礼金が必要ですから、「なし」と言われると逆に不安に思う方もいるかもしれませんね。
そこで敷金・礼金なしの物件を借りるメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。
メリット
●初期費用を安く抑えられる
●家電や家具などのグレードを上げられる
なんと言っても初期費用を安く抑えられる点が大きなメリットです。
浮いた分のお金は、購入予定だった家電や家具のグレードを上げたり、洋服を買ったりと、ほかのものを購入するために使えますよね。
デメリット
●人気がない物件の可能性がある
●家賃が割高
●退去する際には費用が発生する
敷金・礼金なしにして入居者を募集している物件は、駅から遠かったり設備が古かったりと、人気がない物件の可能性があります。
また家賃が高めに設定されている場合がありますし、退去時の修繕費やクリーニング費用などは実費で支払わなければなりません。
入居する際の費用は抑えられても、トータルで考えると割高になることも考えられますよ。
敷金・礼金なしの賃貸物件を借りる際の注意点とは?
では実際に敷金・礼金なしの物件を借りる際には、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
知っておくべき注意点をいくつかお伝えしますね。
●契約書の内容をしっかりと把握する
●入居する際には傷や汚れなど気になる部分の写真を撮っておく
敷金・礼金なしの物件は、違約金や退去費用などを割高に設定されている場合があります。
発生する可能性がある項目と金額について、契約書の内容をしっかりと把握しておきましょう。
また敷金を預けていないため、退去する際の修繕費を請求されます。
入居した当初からあった傷や汚れなどは、写真を撮って残しておくようにしましょう。