賃貸物件のテレビで見られるのは「地上波のみ」というのが一般的ですが、なかには賃貸物件住まいでもCS放送やBS放送が見られる環境にしている人もいます。
今回は、CS放送およびBS放送とは何か、についてまず説明したうえで、賃貸物件でのCS放送やBS放送を見られるようにするためのアンテナ設置についても解説します。
賃貸物件でも見たい!CS放送やBS放送とは?地上波放送と何が違う?
CS放送やBS放送とは、ひと言でいえば「衛星放送」のことです。
同じ衛星放送なのになぜCS・BSと呼び方が違うのかというと、それぞれ放送のために使っている人工衛星の種類が違うから、という理由があります。
これに対して、賃貸物件でも当たり前に見られる一般的な地上波放送は、放送局と家やアパートなどの間に設置された中継所から電波が送られています。
地上にある中継所、つまり地上の施設を使って電波を送るタイプだから、地上波放送といわれているわけですね。
賃貸物件でCS放送やBS放送を見るためにはアンテナ設置が必要!
賃貸物件の多くは地上波のみ対応ですが、なかにはCS放送やBS放送に対応している賃貸物件もあります。
物件情報に「CS対応」などと書かれていたらまず間違いありませんし、「自分の住んでいる賃貸物件の名前+CS」で検索をかけてみる、大家さんや管理会社にCS放送やBS放送の対応をしているかどうか問い合わせてみる、などといった手段をとると、「物件情報には記載されてなかったのに、実は対応可能だった」ということがわかるケースもあります。
「そうしたチェックや確認をしたところ、自分の住んでいる物件はCS放送やBS放送に対応していないことがわかったけれどやっぱり見たい」という場合は、CSやBSの衛星電波を受信するためのアンテナ設置をする必要があります。
「アンテナ設置は自分でできる」という人も多いですが、アンテナの位置や方向が悪いとうまく電波受信ができませんし、取り付け方が甘いとアンテナ落下というリスクもあるのでおすすめはできません。
アンテナ設置は、安全のためにプロの業者に依頼するのがおすすめです。
その場合の費用は、アンテナそのものの費用や、設置場所などによって変わってきますが、だいたいの相場は1万円台後半~3万円程度といったところです。
あと、賃貸物件によってはアンテナ設置が認められないケースもありますので、アンテナ設置を希望する場合は必ず事前に大家さんや管理会社の許可を得てくださいね。